もうすぐ作品展

Posted on : 2013-03-16 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記

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3月19日(火)から六々草さんにて「ゆふ 春の陽ざしを集めて 伊藤裕子ステンドグラス作品展」が始まります。

今のところ、下記の日程で六々草さんに顔を出す予定です。

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3月21日(木)11:30〜3:00pm(12:00〜1:00不在)

3月27日(水)11:30〜3:00pm(1:00〜3:00/ワークショップ)

4月4日(木)11:30〜5:30pm(1:00〜3:00/ワークショップ)

4月6日(土)11:30〜3:00pm(1:00〜3:00/ワークショップ)

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4月4日が、一番ゆっくり滞在しています。(相方さんが半休を取ってくれました。ありがとう♪)

「行くから会いに来て〜」というかたは連絡してくださいね。出来る限り行くようにいたします。

 

少しだけ新作を紹介します。

これは、以前の作品展で作った「星の家」に合わせて考えたものです。

「星の家」がたくさん並ぶ「星の街」があって(どうしても星が好き)、街の中心には広場があって、そこにはカフェがあって、昼間からワインが飲める。。。というのが私の理想ですので、それを形にしようとしたら家に合わせてカフェのテーブルと椅子も小人サイズになりました。

「理想」なんだから好きな椅子に座らせてよ、と思って、色んな椅子を作ってみました。

雰囲気的にはアーコールとマッキントッシュの間くらいを目指したつもりです。(どちらも英国でしたね。好きなんですね。英国モノが)

本人(=小人)に合わせる、という意味においては「やり過ぎ感」も含めてコルビジェの心で作りました。(ファンの人は怒らないで〜)

足を4本つけるのが至難の業で「あぁ、誰か手伝ってくれないかなぁ」「小人さん、いないかなぁ」「そうやん。いっそ小人が作ったらいいやん。小人の椅子なんだし」「でも、小人が作ったのは人間の靴だったもんなぁ。小人の分は、おじいちゃんとおばあちゃんが作ったもんなぁ」「てことは、やっぱり私が作るしかない?」。。。

。。。「あぁ、誰か手伝ってくれないかなぁ」「猫でもいいや」「猫、猫ねぇ。言うこと聴いてくれなさそうだし、同じ手が丸いなら犬のほうが良いんじゃない?」と、沸いた脳ミソはグルグル回るのでした。

こうして作品展直前の脳ミソは末期症状を迎え、そんな時に、ふと良いアイデアを思いついたりもするので、最近ではそんな自分を楽しんでいます。

灯籠

Posted on : 2013-03-02 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記

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3年ほど前に、庭師さんが「今度、開店するバーの庭にある灯籠にステンドグラスを入れたいと思ったのですが、可能ですか?」と訊いてこられました。

「できますよ」とお答えしましたが、新しいお店の開店時期と私の出産の時期が重なったこともあって、それからその話は立ち消えになっていました。

先日、その庭師さんからまた電話があって「やっぱり作って欲しい」と私の工房を訪ねて来られました。

「3年前、新しいお店の開店に間に合わせるために、とりあえずお店から一番近いステンドグラス工房を探して急いで作ってもらったけれど、やっぱり自分のイメージ通りのものを作って欲しいと思うようになった。お世話になった人のお店だから今回のステンドグラスは私からのプレゼントにしたいと思っている」とのことでした。

「デザインはお任せします」とのことでしたが、その言葉を信じてはいけません。

そもそもステンドグラスのような嗜好品を「オリジナル作品でオーダーしたい」なんて言う人に、こだわりが無いわけなんて無いのです。(庭師さんがネットに興味がないのをいいことに好きに書いてます)

そこで、私はヘナチョコ刑事のように「こんな形はどうです?」「こんな色は?」とか「前に私が見たことがある絵で、こんなのがありまして。。。」とか、あの手この手でお客様から「制作のヒント」になるものを引き出そうと頑張ります。光景としては、机の上にポツンとライトとカツ丼を置いて「はいたほうがラクになるから正直に全部話そうよ」って感じです。

そうすると、やっぱり庭師さんの「こだわり」があって、とうとうデザイン画までご自分で描き始められました。

ガラスもいっぱい見て、選んで、よし決定!。。。となった1週間後「やっぱり色を変えたい」と工房に来られました。

「この1週間、ガラスの色のことばかり考えていました」と困ったようにつぶやく庭師さんは嬉しそうにも見えました。

灯籠は四角柱の形をしており、そのうち2面を切り取るような窓があって、そこにステンドグラスをはめ込みます。「く」の字のように直角に曲がったステンドグラスを鉛線で組むと、シンプルでも重厚な雰囲気が出ました。

この写真は工房で撮ったので、白い壁の前で光が透過して見えます。

が、実際には灯籠にはめ込むわけで、ステンドグラスの背景は真っ暗、光源は小さなロウソクのみです。

そこで、灯籠の中に入れる金屏風ならぬ「鏡の屏風」をステンドで作りました。

鏡にロウソクが映って、あちこちに光源ができました。

2面の真ん中から見ると、こんな感じです。

庭師さんは「灯籠の中のことまで考えてくださって、ありがとうございます」と深々と頭を下げて、大事そうにステンドグラスを抱えて帰られました。

灯籠という昔から日本にある和風のものに西洋のステンドグラスが入ることによって、古いものがモダンに変身するって、面白いなぁと思います。

庭師さんからは、植物と対話すること、目測ながらも均整に作り上げていく昔ながらの日本の庭の話を聴きました。「和」の世界に身を置きながら「ステンドグラスを使いたい」なんてよくぞ思いついてくださいました、と感謝しました。

生徒さんの作品(オーナメント)Kさん

Posted on : 2013-03-02 | By : ゆふこ | In : 教室

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Kさんが「友達のお誕生日プレゼントに」とオーナメントを制作されました。

「大きな月の下に小さな星をたくさんぶら下げたい」とのことで、早速デザインを考えていただきます。

「月を小さなガラスのカケラでつなげたい」ということで、どうやって線をひくかを悩まれた後、の時と同じく、やっぱりサーっと線を描き上げると「これでいきます」と静かに宣言されました。

見ると、小さなオーナメントの中でもKさん独特の「ワールド」が繰り広げられています。まさに「宇宙」です。

ステンドグラスは小さなピースのほうが案外難しいため、星に少々苦戦されましたが、出来上がってみると月の形も可愛くて、チェーンと星のバランスも自然にルーズで、さすが「奇跡の20代」の感覚はフレッシュだなぁという感じです。

きっとお友達も喜ばれたと思います。この世にたった一つのものを大切な人にプレゼントするって、素敵なことですよね。