作品

ペンダントとピアス

友人のKちゃんから「40歳&就職記念に、自分へのご褒美としてお揃いのペンダントとピアスを作って欲しい」との依頼を受けました。

工房にガラスを選びにきたKちゃんは、色んなガラスを見た後で、遠慮がちに「このガラス、奇麗」と言いました。うーむ、お目が高い。

ステンドグラスでは、透明でも虹色や金色に反射するガラスを使うことがあり、これらは焼成すると反射光が無くなってしまいます。ところが、彼女が選んだガラスは「ダイクロガラス」と言って、焼いても虹色が飛ばない特殊なガラスで、その分、素敵なお値段です。今回は焼かずに普通にステンドグラスの素材として使いましたが、それでも虹色のきらめきは格別です。

「お揃いのデザインで」とは言っても、形はお揃いで無くても良いということで、今までに作ったアクセサリーの見本を見せて、気に入った形を言ってもらいました。二人で「あ〜だこ〜だ」としゃべりながら、ガラスに直接絵を描いたら、こんな形になりました。

出来上がったアクセサリーを身につけていたら良い事が起こるんだと、Kちゃんは嬉しそうに言ってくれました。「えぇ?そんな重責、責任取れへんわ〜」と言うと、そんな大げさなことではなく、小さな良いことがたくさん起こったのだそうで、ホっとしました。

小さな良いことがたくさん起こる、って一番幸せなことじゃないかな、と最近よく思います。

そして、小さな幸せを見つけられる人が素敵なんだ、と思いました。

私も小さな幸せをたくさん数えてみよう。

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