作品,  日記

ブドウ

今、ブドウのランプを作ろうとしています。

たくさんのブドウを描くとなると、やはり写真ではなく実物をスケッチしたいと思い、ブドウ畑を探していました。

私の住む山科はブドウの産地で、私が知らなかっただけであちこちにブドウ農園がありました。

ただ、観光農園は8月から始まるので、私がスケッチしたい時期より遅いこと、例えスケッチを許可してもらったところでブドウには紙の袋がかけてあるらしいこと、それから、農園はホームページを作るのに熱心で無いので、そもそも情報収集があまり出来ないということで、ブドウ畑探しは難航していました。

私は、何でも教室の生徒さんに話してしまうので(おしゃべりは毎回反省しているのですが)「ブドウ畑が見つからない」と嘆いていると、Tさんが「うちの実家の趣味の畑にブドウが少しあります」と教えてくださいました。

お言葉に甘えて、ノコノコと出かけて行った畑で、スケッチすること2時間強。ブドウ棚の下は涼しくて気持ち良かったです。

スケッチして初めて知ったことは、たくさんありました。

・葉の裏のほうが薄い色(黄緑ではなく白みがかっている)
・葉の形は左右対称ではないが、葉脈の角度は左右対称
・葉は深い切り込みが入った形とそうでないものが1本の木に混在する
・1本の木は6mほど伸び、そのあちこちに実をつける
・あまり虫はいない、たぶん強靭な木
・果実は根元に近いほうから大きくなる(当たり前?)
スーパーに売っているような完璧な姿ではない、より自然な形をしたブドウの実を写生できたことは、私にとって大変な幸運でした。
スケッチが終わる頃、Tさんがアイスを買ってきてくださって、二人でブドウ棚の下で食べました。
お土産に、畑の野菜をどっさりいただきました。(何をしに来たんだか?)
今日からランプシェイドの型にブドウ棚の姿を写していきます。
豊かな実りをもたらすブドウの木を瑞々しく表現できたら、と思います。

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