生徒さんの作品(Oさん)ペンダント
「六角形の課題」が続きます。
Oさんは、「ハチの巣を作りたかった」と、小さな六角形をつなげるデザインにされました。
「それでね、巣にハチがとまってるの。できるかなぁ?」と。
できます、できます。
Oさんは、服飾の作家さんです。
なので、細いところまでこだわりがあり、妥協はあり得ません。
ハチの巣の色、形、全てにおいて塾考しながらもテキパキと決めていく姿は、やはり『職人さん』です。
ハチの絵に少々苦労されましたが、虫を図案化するのには、いくつかのコツがあります。
虫の特徴を捉えて「ハチを形作る要素は何か」を考えること。これが一番大切な作業になります。
「お尻にはシマシマが欲しいけれど、こんな細いことはでき無いよね〜?」とおっしゃるOさん。
できます、できます。
ブルーのストリング(素麺みたいなガラス)を黄色いガラスの上に乗せて焼成すると、シマシマのお尻になりました。
Oさんは、「ブルーのガラスを乗せるなんて、ハチに見えないんじゃないかと思ったけれど、合う〜」と驚かれました。
見る人に『色』を認識してもらうためは、そのままの色を表現することよりも、色の対比を重要視したほうが良い、ということだと思います。