日記

和の店 かわちや

 次の同級生自慢は『ぶーやん』です。(私にとって『ぶーやん』はニックネームではなく、既に固有名詞)

彼女は呉服屋の娘に生まれ、長い髪を切ることを許されないような厳格な老舗に育ったからなのか、学生時代はパンクロック少女へと華麗なる変貌を遂げていました。

でも、見た目がロックなだけで、真面目に音楽に取り組み、静かなる情熱をステージで爆発させる人だったので、私は大いに共感できました。

その後の彼女は、紆余曲折を経て、現在は実家の「和の店 かわちや」で働いています。

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【お店情報】

和の店 かわちや 手作り雑貨とアロマテラピーの店
OPEN 10:00~18:00
CLOSE 火曜日(祝日や弘法さんの日は営業)
京都市南区東寺東門前町39
アクセス 近鉄「東寺駅」より徒歩5分、JR・近鉄「京都駅」より徒歩15分
メールアドレス kawachiya-miyabi@i.softbank.jp

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お店には、ところ狭しと手作りのカバンや雑貨などが置かれています。

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ぶーやんが作っているのは、主にビーズのアクセサリーなどです。

そう言えば、昔、目にもとまらぬ速さでレース編みしてたなぁ。パンクな髪型で。(笑)

お店の場所は、五重塔で有名な世界遺産の東寺のすぐそば。東寺東門の前です。

 

私がステンドグラスの仕事を始めて以来、かわちやさんには常に私の作品を置いていただいています。

私が作ったペンダントトップに、ぶーやんがインスピレーションで選んだビーズを組んで作ったチェーンのネックレス、といったコラボ作品もあります。

同窓会では、そんなペンダントをつけて来てくれていました。

⇩手の込んだ染めの服を着て、素敵な異彩を放つぶーやん。

みんなと

人のことばかり考えるぶーやんは、同窓会で自分よりも私の宣伝を熱心にしてくれていました。

 

私が仕事を始めた時から、彼女は私の一番のアドバイザーであり、救い主でもあります。

山あり谷ありの仕事と年中無休の子育てでボロボロになった時、私の細胞の何割かは、ぶーやんによって再生されます。

そうなのです。彼女の真の姿はアロマセラピスト。それも、「AEAJ認定アロマセラピーインストラクター・セラピスト」なのです。

 

そもそも私は、トリートメントやマッサージといった類のものに全く興味が無く、アカスリを体験したら痛いだけでした。

その印象が変わったのは東京で働いていた頃、結婚準備に追われて大阪と行き来したりして、ヘトヘトになっている私を見かねた後輩が『私が勉強している広尾のサロンに、すごい先輩がいるから』とアロマテラピーのサロンを紹介してくれました。

あまり期待せずに行ってみると、「これは凄い!」と目からウロコの効能だったのですが、その後何度か訪れるうちに、たまたまいつもの担当の人がいない時がありました。違う人のトリートメントを受けてみたらビックリ。「人によってこんなに違うの?」と思うくらい痛いだけでした。

その後も、別のサロンに行ってみたりしたけれど、広尾の感動は蘇らず。

そんな中、ぶーやんがセラピストのお仕事を始めたと聞き、行ってみると。。。蘇りました。感動が。

 

私が知る限り、そんな魔法の手を持っている人は、その二人しかいないです。

一人は前述の広尾の高級サロンで働く女性です。なので、失礼ながら、ぶーやんに「本当は、もっとすごいお店で働けるんじゃない?」と訊いてみました。

ちなみに、広尾のサロンだと、2〜3倍の料金だったと記憶しています。

ぶーやんは「トリートメントにゴージャスな雰囲気を求める人もいるかもしれないけれど、自分はこじんまりとした場所で、その分、リラックスしてもらえたら、そのほうが良い」と言っていました。そんな人なのです。

頑張りすぎる人も、もう頑張れない人も、「もうダメだ〜」と思ったら、ぜひ行ってみてください。

ぶーやんを知らない人には「私とちょっと雰囲気が似ているそうです」と言うと安心されるのですが、私より魔法使いっぽい人です。

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