写真たて
少し前ですが、出産祝いの写真たてを作りました。
実は、どちらも依頼人は同じかたです。
1つめは、女の子の出産祝いです。
名前に花と楓が入っているから、モチーフはそれで、とのこと。
「か、かえで…難しい」と苦戦して、すごく勉強になりました。
いかにも「女の子!」という色合いで、生まれてきてくれた喜びが表せたかなぁ、と思います。
次は、男の子。
お母さんは、ピアノの先生。
ということで、フレーム自体をピアノの形にしました。(スタインウェイの形にしちゃった)
うさぎを入れて欲しいとのことで、飼っていたうさぎの写真を見せてもらうと、、、可愛い!
冬毛が抜けたら、背中にハート型ができたということで、それをそのまま絵付けで表現しました。
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依頼主さんからの注文は、わりと「そんな無茶な」というものが多いですが、私はマゾ体質なので、無茶を言われると燃えるほうです。
そして、その無茶なリクエストには、依頼主さんが贈る相手のことを一生懸命おもう姿が垣間見えます。
なので、出来上がった作品は、相手のイメージそのもの、というよりは、依頼主さんが相手をおもう気持ちが投影されたものです。
私は、そこを裏切ってはいけないので、依頼主さんの一生懸命考えられたイメージを掴もうと頑張るのですが、それだけではダメで、私から依頼主さんに対する思い、というか、センスのような、スパイスのようなものが加わります。
こういうオーダーの場合、大抵、私は贈られる側のかたを知らないです。
なので、なんとも言えないのですが、出来上がった作品は、贈り主と贈られる相手のかた双方のイメージが融合されたものになっていると思います。
そういう意味では、受け取ったかたにとって、とても嬉しい、心に残るプレゼントになるのではないでしょうか。
「おくりもの」を作る時は、いつもとは違うアンテナを張り巡らせています。
というお話でした。