聖峰教会のステンドグラス その2
聖峰教会のステンドグラスの『解説』というほどではありませんが、以下にインスタグラムに書いたメモのような文章を転載します。
9月8日に、写真撮影に行く予定ですので、教会のかたにいただいた文章は、その後にアップしますね。
【魚】
「IXΘYΣ」の文字は、夜になると室内の灯りが玉虫色が反射するようにガラスを選びました。(Oは「シータ」Eは「シグマ」ですが、文字化けする場合は、ご了承くださいませ)
【鳩とオリーブの葉そして虹】
ハトが飛んだ軌跡に虹が出ているように描きたいと思い、デザイン画を仕上げました。
鳥は可愛く、でも勇気を持って飛んでいるように描きました。
鳩がオリーブを咥えているところがポイントです。
【ぶどうの枝と実】
葡萄の絵は、昔、生徒さん家の畑でスケッチしたブドウです。
(スーパーで売っているブドウを描いても、こんな絵にはならないです)
【パンと杯】
一旦は完成させた「パンと杯」のステンドグラスでしたが、生徒さんの「これ、シイタケに見えますね!」の一言で、シイタケにしか見えなくなってしまいました。
ライ麦パンが焦げた感じの色合いにしたのが仇になったか。。。
『子どもたちが牧師様の話を聞きながら、密かに「あれは、パンじゃなくてシイタケやんな〜」と思っている』という場面も悪くないと思ったものの、やはり入れ替えようと考え直し、完成したパネルからパンの部分のガラスを割り出しました。
教会のかたがたは優しいので、完成した作品を見たら「このままで良いですよ」と言われると思い、完成見学会ではパンの部分が空いたままにしておいて、新しくガラスを選んでいただきました。
ガラスを入れ替えると、優しい味がしそうなパンになりました。
【オイクメネー】
「オイクメネー」のシンボルをステンドグラスにしました。
「オイクメネーは、全世界を意味するギリシャ語であり、世界のキリスト教の諸教派が相互に歩み寄って一致と協力を推進する教会の姿を表している。」とのことです。
十字架の赤いガラスは、光を通すと綺麗な赤になり、夜になると室内のあかりで虹色に反射します。
【鳩 聖霊】
「鳩とオリーブの葉そして虹」と向き合う場所に設置されるとのことで、「鳩 精霊」は、降り立つような姿で描いています。
鳩の口に一番近いガラスは、綺麗な赤を選びました。
【星と飼い葉桶】
飼い葉桶でのイエスの降誕と学者(博士)たちを導いた星を描いています。
「飼い葉桶」が重要と思い、何度も作り直しました。
「空の鳥、野の花」をステンドグラスにしました。
花は、近所の疏水でスケッチした中から選んでつくりました。
この後、花の隙間にもチマチマっと緑色のガラスを入れました。