ミオ

Posted on : 2006-04-21 | By : ゆふこ | In : 日記

6

中学時代の同級生にミオというコがいました。
頭は良いけれど少しとぼけたところがあり、同級生達から始終からかわれているような愛されるキャラクターでした。
その彼女が書いた夏休みの作文には、父上(確か学者さんだったように記憶している)と一緒に出かけた異国の地での出来事や、珍しい植物の観察日記が、誇張することなく生き生きと描かれていて、私は、心ひそかに『この人は、すごい』と感服していました。

当時、読書少女だった私は、お昼休みの後半を図書室で過ごすことが多く、『詩とメルヘン』という雑誌を毎月読んでは「こんな風に絵が描けたらなぁ」と、自分の絵や詩がいつか雑誌に掲載されることを夢みていました。(残念ながら絶版になりましたが)

ある時、ミオが私の側にやってきて『詩とメルヘン』を開いて差し出し、「この詩、ゆーこが書いたんとちゃう?」と目を輝かせながら言いました。
私は、面食らって「違う」「そんなわけないやん」と、怒ったように横を向いてしまいました。
「絶対に、ゆーこやと思ったんやけどなぁ」とにこやかに言う彼女に対して、未熟だった私の心の中は『とんでもない』『自分のほうがずっとスゴい文を書くくせに』と、泣きたいような恨みたいような気持ちが渦巻いていました。

大学生になったある日、京都大学の構内で私がチェロを弾いていると、扉の向こうから突然現れたミオは「ゆーこ!まだチェロ続けてたんや!スゴイ音やなぁ。やっぱりゆーこは、スゴイなぁ」と何度も言いました。

そんな彼女は京大生で、私はオーケストラに所属するために訪れた京大で楽器を弾いていただけで、相変わらず真っ直ぐに私を見るミオの顔を、私はまともに見ることが出来ませんでした。

あれからずいぶん月日が経って、彼女に会う機会も無くなりましたが、つくづく『ミオには悪いことをしたなぁ』と思います。
今なら、もしも誰かが自分を過大評価してくれたら卑屈になったりせず、その評価に追いつけるように頑張りたい、と思えるのに、と。
それと同時に、幼稚な私の態度にもめげず、いつも曇りの無い瞳で褒め続けてくれた幼かったはずのミオの優しさと強さにも敬服します。

ステンドグラスを何度も作り直す時、どうしようもなく嫌になって疲れたら、『ミオに見せても恥ずかしくないか?』と自分に問います。
ずいぶん時間がかかったけど、いつか今の私を見てもらえたら、きっとミオが思ってくれた私に近づいたはず。その時のためにも妥協しちゃだめだ、と。

やっとお花見

Posted on : 2006-04-10 | By : ゆふこ | In : 日記

2

行ってまいりました。
とは言っても、自宅から徒歩30秒より先ずっとお花見ロード。
これは、土曜のお昼。
ユリちゃんと一緒に桜を見ながらサンドイッチを食べて、のんびり散歩。
CIMG2109.jpg
満開と思っていたけど、まだ蕾も残っていました。
今日の雨が花びらを散らしてしまうかと思うと残念です。
CIMG2111.jpg
この日の夜は、相方さん(アマチュアコントラバス弾き)の出演する
コンサートへ。
ここからアキちゃんも合流。
彼女たち姉妹は、元上司の娘さんで、出会ったのは今から丁度15年前でした。
その頃は7歳と9歳だったのに、今や居酒屋さんへ一緒に飲みに行けるように
なりました。
とても不思議。というか感慨深い。。。私も年をとったってことですな。
CIMG2108.jpg
これは、自宅のベランダから外を撮ったところです。
見渡す限りサクラ・さくら・桜。
普段は素っ気無い大阪の風景が、まるで花畑に早変わりしたようです。
日曜の夜は、相方さんとご近所さんの新家さんとブラブラ散歩。
しっとり夜のお花見も良いですね。

ヘアピンと天使のオーナメント

Posted on : 2006-04-07 | By : ゆふこ | In : 作品

2

久しぶりに新作です。
■ヘアピン(大人用)
しぶめの青と赤のガラスを焼いて、和服に似合うような
大人のピンを作りました。
青と黄緑を合わせると、もっとシックになります。
CIMG2086.jpg
■ヘアピン(子供でもつけられる小さいサイズ)
ガラスとプラスチックビーズを組み合わせて、
元気なビタミンカラーにしました。
他のバージョンもありましたが「これなら、髪の毛が
フワフワ少ない子供でもつけられる」と、半分以上
売れていってしまいました。(写真を撮っておけば良かった。。。)
CIMG2092.jpg
■天使とブタ(オーナメント)
私にとっては定番の組み合わせですが、「なんで天使とブタ?」と
よく質問されました。幅10cmの小さなオーナメントです。
ロウソク部分が少し面倒なのですが、「天使がロウソクを持っている」
というのは、私なりのこだわりなのでした。
CIMG2100.jpg
現在、メリーゴーランド型のランプを作成中。(そして難航中)
来週中にアップできると良いですが。。。頑張りマス。

桜の木の下には。。。

Posted on : 2006-04-01 | By : ゆふこ | In : 日記

0

東京に行ったならば、確かめたい噂がありました。
それはズバリ「東京の人は、墓場でも花見をする」
ぎゃ~!!(←効果音)
哲学の道や仁和寺の雅なお花見しか知らなかった私にとって
(嫌な京都人モード全開)、それは全く想像のつかない光景
でしたが『桜の木の下には。。。』と言うくらいだから、
それはそれで正統派?と思い、東京に住んで初めての桜が
咲いた暖かい日、早速、近所の谷中墓地へ確かめに行きました。
、、、いらっしゃいました。青いシートがあちらこちらに。
見たところ、ご近所さんの集まりといった風の和やかな花の宴。
「郷に入れば郷に従え」というわけで、次の週、宇都宮から
遊びに来た友人と一緒に、お弁当を持って墓地でお花見。
満開の桜・青い空・立派な墓石。。。
普段と同じはずのお弁当は、なんだか不思議な味がしました。