Posted on : 2016-09-17 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記
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どんな色が好き?
という歌がありましたが。

クレヨンです。
ラベルは「Pink」と色だけ描くと味気ないというか、クチャクチャっとした小さな文字が良いなぁと思ったので、Petal Pink(花びらのピンク)みたいに、雰囲気で色の名前をつけました
これはペンダントになります。

ここで気づいたかた…えらいです。
そうです。こちらのクレヨンのラベルには「124 colors」と書いてあります。
私の中学・高等学校の同窓生で作った最初の文集は「124色のクレヨン」という名前でした。
いろんな色、個性がある自分たちをクレヨンに例えた文集の名前は、6年の学生生活の間ずっと私たちの名称となり、今も同窓会で使われています。
なので、このペンダントを作ったきっかけは、同級生のためでした。
こちらが、同級生バージョンです。

ラベルを描くのがあまりにも面倒なので、「二度と作らない〜!」と言っていたのですが(いつも言う)、「かわいい」と褒められると「ま、また作ってみようかな…」と思い直し、懲りずに作ったのが、一番最初の写真のクレヨンたちです。
こちらは、秋の作品展に出す予定です。
「124色バージョン」は、一般販売はしないですが、同級生には対応しますです ( ^ ^ )
Posted on : 2016-09-12 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記
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少し前ですが、出産祝いの写真たてを作りました。
実は、どちらも依頼人は同じかたです。
1つめは、女の子の出産祝いです。

名前に花と楓が入っているから、モチーフはそれで、とのこと。
「か、かえで…難しい」と苦戦して、すごく勉強になりました。
いかにも「女の子!」という色合いで、生まれてきてくれた喜びが表せたかなぁ、と思います。
次は、男の子。

お母さんは、ピアノの先生。
ということで、フレーム自体をピアノの形にしました。(スタインウェイの形にしちゃった)
うさぎを入れて欲しいとのことで、飼っていたうさぎの写真を見せてもらうと、、、可愛い!
冬毛が抜けたら、背中にハート型ができたということで、それをそのまま絵付けで表現しました。
***
依頼主さんからの注文は、わりと「そんな無茶な」というものが多いですが、私はマゾ体質なので、無茶を言われると燃えるほうです。
そして、その無茶なリクエストには、依頼主さんが贈る相手のことを一生懸命おもう姿が垣間見えます。
なので、出来上がった作品は、相手のイメージそのもの、というよりは、依頼主さんが相手をおもう気持ちが投影されたものです。
私は、そこを裏切ってはいけないので、依頼主さんの一生懸命考えられたイメージを掴もうと頑張るのですが、それだけではダメで、私から依頼主さんに対する思い、というか、センスのような、スパイスのようなものが加わります。
こういうオーダーの場合、大抵、私は贈られる側のかたを知らないです。
なので、なんとも言えないのですが、出来上がった作品は、贈り主と贈られる相手のかた双方のイメージが融合されたものになっていると思います。
そういう意味では、受け取ったかたにとって、とても嬉しい、心に残るプレゼントになるのではないでしょうか。
「おくりもの」を作る時は、いつもとは違うアンテナを張り巡らせています。
というお話でした。
Posted on : 2016-09-04 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記
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先日の「大宮リリックアンサンブル」の演奏会でのこと。
「楽屋を出入りする人数が多いので、バッジか何かをつけて欲しい」とホールから依頼され、「うーん」と考えて作ったのが、こちら。

リリックでは、メンバーの子どもたちが一緒に行動するので、子ども用のバッジも作りました。
ブルーが大人用で、オレンジが子ども用です。
大きいほうでも直径3cmなので、かなりチマチマした、、、いえ、精密な作業が必要です。
このバッジを作るためには、まず音符に使うガラス玉作りから始めます。
小さなガラスを焼いてプクっとした半球状のガラス玉を作るのですが、製図通りのサイズで作るには経験値が必要です。
その後、台座の白と色ガラスを重ねた上に、音符になるガラスを置いて2度目の焼成です。
焼きあがったらガラスに文字を書きます。文字が小さすぎて筆では書けないので、顔料を塗った後に不要な部分をかき取って文字を浮かび上がらせます。
文字が書けたら3度目の焼成を経て、やっと出来上がりです。
3度焼成するということは、釜に入れる作業だけでも3日以上かかるということで、
それぞれの焼成には適正な温度帯があり、間違えると全てオジャンです。
なので、これだけの数をいっきに釜に入れて焼くのは勇気がいります。(でも迷わず入れる)

演奏会のメンバーには「かめちゃん」がいました。
すごく助けてもらったので、お礼に作ったのがこちら。

縮尺がわからないと思うので、こんな写真をどうぞ。

アホみたいに細かいです。
たぶん二度と作らない。(笑)
現在、ゆふ工房の教室では、フュージング(ガラスを焼く技法)が流行っています。
音符のバッジが好評だったので、同じデザインで、今度は小さなお皿を焼いてみるつもりです。
Posted on : 2016-09-04 | By : ゆふこ | In : 作品, 日記
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相変わらず大忙しの夏休みが終わり、少し落ち着きました。
やーっとブログ再開です。
夏の初め頃に「巴里」というつり下げランプを納品しました。
←この写真は、お客様からいただきました
フランスのパリで見かけたアンティーク屋さんをイメージして作ったものですが、「大正ロマン」という感想をいただいたこともあります。私は、常に「日本の家に合うように」と意識して作っているので、嬉しいです ( ^ ^ )
私が作るものは、ヨーロッパ的と言われることがありますが、和風と言われることもあります。
が、一番よく言われるのは「北欧っぽい」です。
一見相反するように思えるヨーロッパ的な要素と和風のシンプルなラインを合わせると、北欧の風情になるのかもしれませんね。
話が逸れましたが、そんなこんなで何度も型紙を作り直して出来上がったランプは、すっかりゆふ工房の定番ランプです。
形はシンプルですが、中に入れる電球によって、壁に映る光が変わります。
光の模様を強く出したい時は、白熱球を。
模様を弱くしたい時は、ワット数を小さく。
そして、模様を極力消したい時は、LEDを。
と、電球で変化を楽しむことができます。
今回は、一番光の強い白熱球を使われたので、壁に模様がくっきりと映ります。
買ってくださったお客様が、インスタグラムにアップしてくださいました。
ガラスの宇宙です。