ランプの作り方 その4
熱割れしたガラスを彫り直し、注意深くハンダ付けして、ようやく側面が出来上がりました。
ちょっとはみ出ている黄銅色の棒は真鍮で、これを短く切り、その先に真鍮製のボールを乗せてハンダ付けします。
真鍮は銅と亜鉛の合金で、銅が多く含まれているので、ハンダ付けをすることができます。5円玉の原料になっていますので、5円玉や銅でできた10円玉もハンダ付けできるのでしょうね。やったことありませんが。
足を本体と一体化させ、台から外すと完成形が見えてきました。今の段階では、まだハンダの色は鉛そのものの銀色をしています。
次に上面を作ります。
Kさんからは「光源から上に映った光が、そのままの形で天井を照らしたりしないのかな?」と言われましたが、天井から直接つり下げる電灯具ならばガラスの模様を映して面白くすることが出来るのですが、置き型のランプでは少し難しいです。
「スペクトラム!」という感じにすれば良いのかな?と思って材料を探していたら、こんなものがありました。
直径5cmほどのガラスのダイヤです。オモチャみたいなものですが、これを貼付けたらどうなるかな?と思い、使ってみました。これだけでは上辺を覆いきれないので、側面に合わせて考えた形で上辺を作ります。
ハンダ付けしてみると「ちょっと何かの紋章みたいだな」と思いました。上面には熱が逃げる窓を作っておかないといけないので、このような形になっています。光源から上面まで距離があるので大丈夫だとは思いますが念のため。
いよいよ明日は「ランプの作り方」最終回です。
乞うご期待!