作品,  日記

居間用のパネル/親鳥

教室の生徒さんでもあるYさんから改築する新居用に入れるパネルの制作依頼を受けました。

居間と階段の間の壁にはめるということで、当初はご自分で制作されることも検討されましたが、鉛線を組む作業が難しく、時間があまり無いこともあって私が作ることになりました。

夫婦と子どもたちを表す家族のステンドグラスを作りましょうということで、まずはご夫婦を表すパネルですが、過去に私が作ってきた「つがいの鳥」のパネルを気に入られたので、デザインはそれで決まりました。

好きなガラスを選んで、鳥の身体に入れる絵柄を描いていただいたら、前回(去年の夏)に制作したものとはまた違った落ち着いた印象に仕上がりました。

今回のパネルは、全て「アンティークガラス」と呼ばれる職人さんが吹きガラスを開いて板に加工した古い製法のガラスを使っています。

葉に使ったガラスは「クラッケル」というまるでひび割れたようなニュアンスのあるガラスで、製造の途中でヒビを入れてからもう一度焼き直したものです。クラックに光が反射して、あぁ美しい。

親鳥の他にも、子どもたちのパネルも作りましたが、また次のブログで紹介しますね。

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