124色のクレヨン
25年ぶり?28年ぶり?とにかく久しぶりに、京都女子中学・高等学校の同窓会が、開催されました。
中学1年生の時に決めた自分たちの名前は「124色のクレヨン」で、30年以上経っても同じ名前の同窓会でした。懐かしいな〜。
たぶん、「みんな違う色のクレヨンが集まって」みたいな感じで決まった名前だと思うのですが、その通り、ものすごい個性あふれる面々、強烈なキャラクターの塊みたいな人たちの集団で、久しぶりのパワーにあたって「あぁ、私って、この中では普通におとなしい子だったわ」と思い出しました。
同窓会の数日前からソワソワして、夢にまで見て、夢の中で「ひさしぶり」ってニコニコしていたので、目が覚めた時も幸せな気分でした。
それくらい私の中学・高校時代は幸せなものでした。
18歳の私が書いた作文にも書いてありました。「中学以前は、何も考えていないも同然だった」と。
同窓会の当日、会場に着いたら受付で「自分史」というものを渡されました。恩師(国語の先生でした)が、保管されていたものを、返してくださったそうです。
18歳の頃に書いた作文で、1600字の原稿用紙に9枚ビッシリと書いてありました。
大まかには、自分のこれまでの人生と今考えていることを、まっすぐな視線と荒削りな感性で、丁寧に書き綴っていました。
こんなに大量に書いているのに、今よりも字が綺麗ですね。(汗)
自分の人生については、かなり古い記憶が書かれていて、今では忘れている事柄も多かったので、こんな作文を書かせてくださった先生に感謝です。そして、27年後に返してくださったことにも感謝します。
美術についての記述は、あきれるくらい今の自分と変わらず「やっぱり、これくらい暑苦しい思いが無いと、40歳過ぎてステンドグラスなんて作らんわなぁ」と思いました。これは、また別の機会に。
『今思うこと』は、いろんな事柄について書いてました。
クラブの運営について、「100人のオーケストラをリーダーとしてまとめるのは難しい」と淡々とその理由や自分が取った行動を書いていました。現在の私は、14人の弦楽アンサンブルでも苦労しているから、やっぱり若さって強さですね。パワーがあるわ。
『先輩がケンカばかりしていたから、私は「仲良くできる」という運営を目指しているのに、顧問の先生が間違った行動を取って台無しにするから困った』などと書いてあり、その先生に対する厳しい追求の手を緩めないくだりとか、もう若くて若くて。
まだまだ『大人は正しいはずだ』と信じる幼い心が見え隠れして、今の私からすれば「いやいや、大人だって間違うことはあるんだから、許してあげたら〜?」と思いますが。
『先輩がケンカばかりしていた』なんて覚えてないなぁ。女子ばかり100人ですからね。そりゃケンカもしますわね。でも、それを作文に書いてしまうあたり、若すぎて笑ってしまった。
でも、そんな先生を批判するような作文を書いても怒られなかったし、先生を追求して謝ってもらうとか普通にあったり、と、おおらかな校風だったというか、寛容に育てていただいたんだな、と思います。学校の先生って大変だわ。
他にも、世界について思うこと、人主差別について、宗教戦争について、東西冷戦について、政治経済について、京都の町並み保存について、日本の軍事について、核兵器と通常兵器について、、、ん?「自分史」と関係ないんじゃないの? と突っ込みを入れたくなる今の私。
でも、そんな話を帰宅途中のバスを降りて、鴨川べりで語り合ったなぁ、と懐かしく思い出す。
あれが青春ってやつだったんですね。
そんな青春を思い出させてくれて、幹事のみんな、ありがとう。
すごく久しぶりだったということは、すごく大変だったと思います。お礼は、また改めて!( ^ ^ )/
明日からは、同級生自慢コーナーが始まります。
写真は、同窓会のために作ったワンピース。
生徒さんに見せたら「先生、これ、痩せてみえますね!」って褒められました。(笑)