教会のステンドグラス
師匠のお手伝いで教会のステンドグラスを作っています。絵付けは師匠がされるので、それ以外の作業である図面起こしから型紙作り、ガラスカットと鉛組みを弟子である数人で共同で作業しています。
図面は18cmのものを180cmにします。簡単に聞こえるかもしれませんが、自分以外の人が描いた絵を10倍に引き延ばすのは結構大変で、想像力の勝負です。型紙は2ミリの隙間をあけた2重の刃を持つハサミを使って切ります。2ミリ幅の真ん中に図面の線がくるようにハサミを動かすのですが、私が一番苦手な作業です。ガラス切りは正確さと美しさを求められます。奇麗なガラスを切り取る作業が私は一番好きです。
全てのガラスを切り終えて、絵付けも終わったら鉛組みの作業に入ります。ガラス1つ1つのピースを鉛のレールに差し込んでいくと荘厳な雰囲気が出て来て気分が盛り上がりますが、普段は使わない脳を使うのでかなり疲れて一日9時間は寝てしまいます。
その後はハンダ付け、パテ詰めの作業ですが、私はパテ詰めの作業が好きではありません。両手を真っ黒にして鉛とガラスの隙間にコテコテとパテを詰める作業は罰ゲームのようです。
疲れているので、こんな文章しか書けませんが、この1週間で全てが仕上がることでしょう。昨日は師匠の工房で先輩と一緒に12時間立ちっぱなしで作業をしました。家で家事と子育てをしてくれた相方さん、ありがとう。