貨物列車
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より(2022)

貨物列車

貨物列車
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より
制作年 2022年
場所 神奈川県川崎市/個人邸宅
サイズ w322 x h322
撮影 Masuko Tsuji
『ポップな絵柄で貨物列車を』とのご依頼で、依頼主の干支である猪と牛を中心に、ブレーメンの音楽隊のような動物たちと、新潟をイメージできるお米、お酒、魚と娘さんが好きなリンゴを描きました。
かの有名な「機関車トーマス」では水が足りなくなって立ち往生した機関車に、川の水を汲む場面が出てきます。水と一緒に魚も入り込んでしまい、乗務員が蒸気ドームを開いて魚釣りをするのですが、よく考えるとボイラーに魚入り込むと茹だってしまうように思います。
今回は、水槽で猫が魚釣りをする絵になりましたが、イマジネーションの世界に必要なものは固定概念ではなく説得力なのだと再認識しました。
動物たちはガラスのパウダーを焼成した後、絵付けをしています。ブレーメンの音楽隊がモデルなので、人間に頼らずとも生きていける動物に見えるように描きました。