モチモチの木
友人から「こつぶ展に行って、ゆふこさんがこんなに色んなものを作っていたんだってビックリした。だってホームページを見ても最近の写真が無いんだもん。」と言われて、ハタと気づきました。
こつぶ展の作品紹介をすっかり忘れておりました。なんと、パネルを1つ紹介しただけでした(あらま)
以前「ステンドグラスと音楽」でも書いたように、自分の作品にまるっきり執着が無い上、過去の作品は写真のデータが消えてしまったり、撮るのを忘れていたりで困ったものですが、お仕事なのでちゃんとします。はい。
そんなわけで、まずは「こつぶ展」の作品紹介を復活させるということで、このところ制作している作品の「産みの親」を紹介します。
モチモチの木
現在、受注しているランプとキャンドルホルダーは、この「モチモチの木」を気に入ってオーダーしてくださったものです。
子どもの頃に読んだ「モチモチの木」。どうしても、そんな木を見たくて、山の上の宿で夜中に外に出たりしてみましたが、未だ「これだ!」という木に出会ったことはありません。
じゃあ、自分で作るしかないとステンドグラスで作ってみました。
花柄のガラスは2層になったガラスの色面側をサンドブラストという技法で彫ったものです。クリスマスが近かったので、赤いガラスとさし色に緑と金色を使いました。
これはランプではなくキャンドルホルダーなのですが、木があまりに大きかったのか、1つずつもらわれて行きました。新しく作った木の丸い小さな台に乗っかって、コロンとした姿も可愛いです。
余談ですが、若い世代は「モチモチの木」を知らないそうです。「確か教科書に載ってたはずなんだけど」と言って「そうそう」と頷く人は、私と同じかそれ以上の世代のかたでした。