教室

生徒さんの作品(ガラスのタペストリー その2)Oさん

Oさんが、前回に引き続きモダンアートなパネルを制作されました。

「某有名画家からヒントをいただいた」とおっしゃっていましたが、確かに図案の段階では、その影響は見て取れるものの、出来上がると全く違う、Oさん独自の世界が広がっていました。

今回の最大の難関は「空の形」でした。

ガラスに穴をあけて、そこに別のガラスをはめ込むことは出来ません。なので、今回のように馬や空に浮かんだ月の周りは、どうしてもガラスを切らないといけません。そこで「空の形」を考える必要が出てきます。

私が思う空の形のお手本は雲で、それはそのまま風の形とも言えます。他にも地上に見える物体はもちろん、光源(地上や月や星)が何処にあるか等等、空を形作る要素は色々とあります。

Oさんは、悩みに悩まれて、左手で描いていただいたりもして、最後の最後に「あぁ、もういいや」と描かれた線が何故かとても良かったので、その「空」に決まりました。

ここから更にどんなパネルが出現するのか、楽しみです。

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