夏の旅 <2>
横浜から川崎へ到着。
川崎では、フュージングについて学ぶべく、水吉郁子先生の「パウダーフュージングスタジオ」を訪ねました。(工房の写真撮影は控えさせていただきました)
1年ほど前に大きな窯を購入した際、「さて、どんな作品をつくろうか」とフュージング技法についてあれこれ調べていたところ、行き着いたのが水吉先生のホームページでした。
私は、もともと色鉛筆でふわっとした絵を描いていたので、自分の絵をガラスで再現するのに、ガラス板を焼成するだけでは限界があると感じていました。
水吉先生のホームページを読んで「これだ!」と思ったものの、川崎までレッスンに通うわけにもいかないので、無理を言って一度会っていただけることになりました。
ホームページからは、先生のおおらかなお人柄が垣間見え、ご自身の作品に対する誇りとガラスへの真摯な姿に感銘を受けて、「直接お話を聞いてみたい」という一心で訪ねました。
工房の中を案内していただき、いろんな作品を見て、とても勉強になりました。早速、来年の個展にはフュージング技法をたくさん盛り込んだ作品を展示したいと考えています。
まだまだ未知な世界が広がるフュージング技法ですが、ガラスを溶かす作業は、まるで魔法使いになった気分で楽しいです。
夕方には東京の日本橋で開催されていた作品展で、水吉先生の作品を拝見して、その日の夜は浅草に泊まりました。
<余談>作品展の会場は三越で、三越の本館と新館の間には細い道が通っていました。
「なんだか不思議な光景だなぁ」と思いながら足早に通り過ぎ、日本橋から浅草に向かう地下鉄の中で、その場所がエレカシ新作アルバムのCDジャケットが撮影された場所と知りました。「あと10分早くわかっていたら写真撮ったのにーー。電車、引き返してー!」とすごくすごく後悔しました。うぅぅ。涙。
<3>へ続く。。。