トワイライトエクスプレスと立山連邦
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より(2022)

トワイライトエクスプレス

トワイライトエクスプレスと立山連邦
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より
制作年 2022年
場所 神奈川県川崎市/個人邸宅
サイズ w322 x h322
撮影 Masuko Tsuji
トワイライトエクスプレスは、かつて大阪から札幌まで走っていた寝台特別急行列車です。
日本海の景色を眺めながら夜を迎え、朝には北海道に到着するという夢のような夜行列車でした。
写実的な表現を目指して、古くからある絵付け技法を用い、車体の黄色いラインはシルバーステインで色をつけています。シルバーステインは、塩化銀や硫酸銀に黄土などを混ぜた顔料で、焼成後は銀の成分が内部に浸透して発色し、無色透明のガラスを金色に変化させます。教会のステンドグラスにある天使の髪などはこの技法で描かれています。
立山連峰は、サンドブラスト技法で空に浮かび上がるように彫り、空と山と海が一体となっています。
この作品では、8作品の中で唯一、送電線を描いています。
絵画的には邪魔者扱いの送電線は、人間の勤勉さの象徴のようにも思え、何よりこれが無ければ電車が走れないという大切なものだと思います。