雲海
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より(2022)

雲海
ー個展「ガラスのほとり」山と鉄道にまつわる連作より
制作年 2022年
場所 神奈川県川崎市/個人邸宅
サイズ w322 x h322
撮影 Masuko Tsuji
雲に似たガラスを探し、雲の流れにガラスの模様を合わせながら1枚ずつカットしました。
雲海を見ていると、雲が滝のように流れたり、クルクルと転がったり、海のようにうねっていたり、想像よりも速い速度で動いている様子は躍動感に溢れ、竜がいると錯覚するほどです。
「なるほど、この風景を見て昔の人は竜を描いたんだな」と思い、雲海に竜を描き加えました。
雲の合間を泳ぐ竜は、朝の空気を吸いながら機嫌よく歌を唄っています。
手前の山には、朝もやに映る木の陰を絵付け技法で描き、水墨画のような版画のような雰囲気に仕上げました。