夏休み旅日記
今週、遅いめですが夏休みとして1週間のお休みをいただきました。
思い起こせば去年の夏から秋の「こつぶ展」を開くために奔走し、終わればすぐに新工房へ移転。その後は、お仕事をたくさんいただき、生徒さんも増え、おかげさまで小さいながらも「ゆふ工房」はフル回転で休む暇もありませんでした。
休みの寸前は、徹夜で手作り市の準備をして、そのまま青空の下で出店。ヘロヘロのまま荷物を詰め込んで、3泊4日の北海道旅行へ行ってきました。いつもは車で移動するので、家族5人揃って電車に乗るのも飛行機に乗るのも初めてです。
天気予報では全日程が雨の予報らしく、相方さんが「最悪だ」と絶望的な顔をするので、私が「なんとかなるさ!」「日焼け止めを持って行こうかな」と言うと、「いらんいらん」と苦笑されました。
私は「晴れ女」なので天気は気にしないのですが、夫を信じずに夫婦の間に溝が開くのもどうかと思い、帽子も日焼け止めも持たずに出発したら見事に晴れました。そして日焼けしました。(涙)
1日目は、出産前に行った北海道旅行を思い出して美瑛へ。「満天の星を子どもに見せてあげたい」と天体望遠鏡のあるペンションに泊まったら曇りで見えず。ざんねん。
ペンションでは、間接照明だけのムードある雰囲気の中、食事はコース料理で出てきましたが、子どもは3人とも大人しく食べてくれました。テーブルの上にはクロスや小さな花瓶やライトが置いてあり、イタズラ要素が満載でドキドキしましたが、食事後にクロスを巻いて「お寿司」と言った程度で済みました。奇跡です。
翌日は、朝から「青い池」に行ってきました。
火山の災害防止のために作られた堰堤に水が溜まって偶発的に出来た光景らしいです。それがMacintoshの壁紙に採用されて有名になったとかで、駐車場に車が山ほど止まっているような観光地になっていました。
その後は、丘を見渡せる公園でアイスクリームを食べながらゆっくりしました。息子は虫を採るのに忙しそうでした。
今回は、ステンドグラスに縁のある旅でもありました。
今までは「影響を受けないように」と、他の作家さんの作品を見ないようにしてきましたが、1軒めのペンションで紹介された「ジョバンニ」というステンドグラス工房へ足を運んでみました。
工房主の青田さんは、60歳を過ぎてからステンドグラスを始めたそうで、御歳70歳を過ぎているとは思えないパワフルさで工房はステンドグラスでいっぱいでした。
私がステンドグラス工房で仕事をしている知ると、警戒するどころか色々と教えてくださいました。私もこんな風に歳を取らなくっちゃと思いました。
その後たどり着いた2軒目のペンションでは、奥様が趣味でステンドグラスを作られるとのことで、奥様の師匠が作られた作品も見せていただきました。旅先でこんなにステンドグラスにお目にかかることは滅多に無いのですが、冬の間の暇な時期に作る「北海道のステンドグラス事情」を色々と教えていただきました。
その後は、旭山動物園へ。
炎天下(33℃)、虫を追いかけてあらぬ方向へ走って行く子どもを追いかけたり、下の子をおんぶしたり、「3人の子連れってこんなところまで来ないよなぁ」とか思いながら、6年前に夫婦だけで来た旭山動物園を思い出したりしながら楽しみました。(注:私は動物をあまり見ていません)
旅から帰ってきて思ったこと。子どもは親が思っているよりも成長しているようです。
うちの子は、とてもよく食べます。常に1人前の食事を用意してもらいましたが、宿の人たちの心配をよそにおかわりをするくらい食べて、これは大変に歓迎されました。
そして、よく歩き、よく遊び、よく寝る。子どもとしての「お勤め」を充分に果たしている姿を見て、普段から「歩かせる努力」をしている親としては、苦労が報いられるのを感じました。
私自身が休んだかどうか?と訊かれたら、むしろ疲れましたが、子どもが喜んでいたので良かったです。
来週からは、また通常通り。溜まっている作品の写真をブログに掲載していく予定です。
<6年前の北海道旅日記>カムイ岬/日本初のウイスキー/動物園/美瑛の丘