教室,  日記

生徒さんの作品(壁かけライト)Tさん

Tさんが「この灯具に合うライトを作ることは出来ますか?」と灯具を持って来られました。

その灯具は、一般的に「おやすみライト」と呼ばれるソケットとプラグが一体化した灯具です。

壁に設置されているコンセントにプラグを差し込むと、小さな壁かけライトのようになります。

少し明かりが欲しい廊下や、寝室の足下等「ちょっと明かりが欲しい」という場所に使われることが多いのですが、Tさんが以前、持っていらっしゃったのはランプの上にアロマ皿を載せてオイルランプとしても楽しめるタイプだったそうで「同じようなものを作りたい」とのことでした。

悩みに悩んで4面ランプにして上にお皿が載るように製図。壁が何色でもステンドが奇麗に見えるよう背面は白いガラス、側面には壁にガラスの模様が映るように表面がガタガタの型板ガラス、そして正面にはチューリップをデザインされました。

ピンクのチューリップが愛らしいです。

最初は、花と葉が離れている絵を描いてこられましたが「無理に花と葉が並んだ絵よりも、どちらかに寄り添っている絵のほうが自然です」とアドバイスをすると、葉が花の後ろにくるように直されました。

そうすると、花が葉に寄り添うような雰囲気が出て、よりいっそう愛らしさが増します。

ランプシェイドが壊れて使い道の無くなった小さな灯具が、こうしてもう一度生き返る過程を見ていると「ステンドグラスってエコかも」と思いました。

 

 

 

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